BLM 有線のアバはトラウマ
コロナ騒ぎで意志表明が遅れたものの“ブラック・ライヴス・マター”への支持は欠かす訳にはいかない。
何しろ周りに黒い人も少ないこのガラパゴスじゃピンとも来ないのは自身も含め情けない始末だ。

Wikiに詳細もあるが、それにしてもポップ音楽方面「アーティスト」だのの連帯の呼応は無いのか、愛も無いな。口を開けば「命を賭けてなんたらに感謝」とか工事現場の上の鳶にも通るたびに感謝でもしてろ。

HP本館の巻頭に掲げてある六本木ホットコロッケの鈴木君らが開業間もない地下の店にボブマーリーを傍らに。近所の景気良いフェラーリ乗りのデザイナーがストーンズのジャケット持って「こんな感じに」「あぁロンウッドね」ってのは想定内だったけど、ドレッドのジャマイカ人やアフロを撫で付けた米黒人の印刷物を片手に「いやこっちの方が(ええ〜)良いかな」など言いながら「いや、それは(出来るわけねぇ)。こっちだったらなんとか」とかは全くの想定外。たしかに新宿の映画館で初演の「ワイルドスタイル」に痺れ、見終わって振り向いたら(前は何時も無人。気になるから)客は数える程だったし、スパイク・リーのピザ屋店員ポスターは早速真っ白な店内に1枚貼って今だって覚えてる客も結構いる。地下の開店早々にAIWA の10万した5連カセットチェンジャーが詰まって狼狽した時からBGMは必須、目は閉じれるが耳は塞げ無い以上つまらない話声を聞かなくて済むには他に手はない。最初に働いた店のシャンプー室天井埋め込みショボいスピーカーから終日歪んで降り注ぐ有線のアバはトラウマだ。以降必要充分を上回る音響は店の常態でアンプは当初から自作、SPシステムもBOSE101に12インチのウーファー3Dで継ぎ足しその後は全て自作。音源はほぼ外国、新譜。ですぐ飽きるんで消費しまくって現在に至る。黒人音楽無くして現在は無い。
「レゲエ好きだと聞いて入店したらドラムンベース」ってたユキや心底米黒人好きスニーカーお宅の「おまえら同じ中国ベトナム工場の色違いが$50、ただの加水分解する地下から湧いてくる石油製の大量生産品に幾ら突っ込む」ネギも居ない今となっては。




















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